「オフクロ」のルーツとは!?

一方、鎌倉から室町時代にかけて、日本では、一家の主婦が財産の管理をするのが一般的だったとか。財産を袋に入れて管理していたことから、一家の中心となる女性を「オフクロサマ」と呼んだそうです。それが「オフクロ」の語源とする説があります。

明治時代になると、洋服の普及とともに手提げ型の袋物が輸入されるようになりました。そして、明治時代の終わりごろに、日本のハンドバッグの原型ともいえる「オペラバッグ」が登場します。その名の通り観劇用のもので、布製でした。

当時は「西洋風手提げ袋」と称され、ハンドバッグが一般的になったのは、大正の終わりから昭和のはじめにかけてのことです。